El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

田中克彦自伝

アクの強そうな・・・ 田中克彦自伝: あの時代、あの人びと 作者:克彦, 田中 発売日: 2016/12/09 メディア: 単行本 田中克彦自伝を読む。おもしろいのは、悪口も平気で書いているからか。率直である。若くして、人生の意味をエセーに感じるところなどよい。…

英語襲来と日本人

先行者は常にいる 英語襲来と日本人- 今なお続く苦悶と狂乱 (中公文庫) 作者:斎藤 兆史 発売日: 2017/01/19 メディア: 文庫 万次郎の会で竹内さんが回覧してくれた本。この本に万次郎の語学力について書かれているが、これはまさにぼくが会報に書いたものと…

そして神戸で電子書籍

神戸への完全転居を2週間後にひかえ、ブログの場所もHatenaにリニューアルすることにした。プライベートな日記は10年以上書いているので、ブログとどう切り分けるのか。仕事以外に力を入れていることは「本」「囲碁」「歴史」あたり。 普通の還暦前のオッ…

ノモンハン戦争

戦う言語学者田中克彦 ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書) 作者:田中 克彦 発売日: 2009/06/19 メディア: 新書 自分の中で意識できていなかった、ロシア革命から人民中国の間のそして現在にいたるモンゴルの歴史を知る。そのことだけではなく、本流…