El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

残像に口紅を

筒井氏も90歳、最近神戸市内の老人ホームに入ったとのこと

NHKで老人ホームの筒井氏にインタビューしながら、作品解説をする特番を見た。氏の動静は新潮社誌「波」の氏のエッセーで知ってはいたが、実際に同じ市内の老人ホームに入った姿をみたり、80代で50代の息子さんを亡くしたという事実を知ったりした。

おりしも、Kindle版は50%ポイント還元セールをやっているので、SNSでバズって人気らしい「残像に口紅を」を選んでみた。

自分が壮年期になるくらいまで、具体的には「文学部唯野教授」あたりまでは読んでいたが、平成年間は読んでいない。新しい気持ちで読みたい。<読書中>