El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

女たちの平安後期

いやあ、この作家はなかなかユニーク!<読書中>

「謎の平安前期」に比べれば、平安後期は摂関政治の終わりから、院政ー保元・平治の乱ー平清盛から源頼朝の鎌倉幕府という流れは頭の中に浮かんでくるが・・・確かに、急に男たちの権力闘争の歴史になってしまう。一方で美福門院とか待賢門院とか歴史の裏側で暗躍するのもまた事実。そこら辺を、榎村先生がどう読み解くのか・・<読書中>