世界を動かしたのは欲得・・・
経済・税・産業、そっちメインの世界史であり、現在世界を理解するのにはこのほうがいいように思う。
著者は国税局の法人税担当調査官であった人物。ゆえに「お金の流れ」のメインテーマとして「国家による徴税」がある。衆議院選挙が目前であるが、各党どこに税金をばらまくかという話ばかりで、減税のほうは消費税廃止(=庶民レベルの減税)や法人税の低減などいわゆる大多数の中間層にとってはあまり恩恵とも言えない。つまり、物言わぬ(=政治的影響力の小さい)中間層から集めた税金のバラマキ戦略ばかりで、だれにも投票する気になれない。
物言わぬ中間層から税搾取しつつ、企業の内部留保や富裕層・超富裕層の税回避政策で中間層の不満が高まった先には・・・