El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

老人はAI社会をどう生きるか

 存在意義のない本

老人はAI社会をどう生きるか (祥伝社新書)

老人はAI社会をどう生きるか (祥伝社新書)

  • 作者:平松 類
  • 発売日: 2020/12/01
  • メディア: 新書
 

10ページで内容のない本だとわかる・・・という意味では稀有な本。祥伝社自費出版ググると「医師限定!祥伝社新書でベストセラーを狙いませんか!?」とあって・・・

「広告宣伝ができない病院にとって広報は不可欠です。しかしメディアの取材は計画的に実行できるものではありません。そこで効果的なのが出版です。本は長期にわたり持続的な広報効果をもたらします。しかし、出版社からのオファーは限られ、自費出版では人の目に触れません。そこでおススメするのが新書出版です!★300万円で2000部出版と書店への流通を行います。ご連絡いただければ詳細はご相談に伺います。先生もご自分のお考えを後世に残しませんか?」

ということらしい。図書館で借りたのでダマされたとまでは言えないだけよかった。