2020-01-26 世界システム論講義 Amazon Review Book Review 「砂糖の世界史」とこの本で、世界システム論にはまる 世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界 (ちくま学芸文庫) 作者:川北 稔 発売日: 2016/01/07 メディア: 文庫 「砂糖の世界史」とこの本たった2冊で世界システム論がなんとなくわかったような気になるから不思議です。その年代の世界状況や打算や欲望のうねりの中で作る出される歴史の流れ。あんまりはまってしまうと、自分の中でその対極にある個人の事績による歴史の転換(アインシュタインやヒトラーのような)が卑小化されてしまいそうになるので、そこの部分のからみ(つまり、世界システムと歴史における英雄(あるいは反英雄)の関係性)を論述しているものが読みたい。