El librero la Fontana

El librero la Fontana・ホンタナ(いずみ)氏の本棚「人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ 」(アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

下戸の夜

下戸文学ガイドとしておもしろい

下戸の夜

下戸の夜

  • 発売日: 2019/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

アルコール依存っぽい生き様・死に様の作家のほうが派手な人生で文学史にも名を残しているように誤解していた。本書を読むことで、下戸は下戸であることがわからないだけで、下戸の文学者もたくさんいることがよくわかった。文学のため、芸術のために酒を飲むなんてことがでたらめな話だとよくわかる。織田作が下戸だったことが意外。一方で、信長やヒトラーも下戸だったと聞くと、飲めるけど自制して飲まない・酔わないくらいがいい塩梅なのかなと思う。