El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

失われた時を求めて 6

「ゲルマントの壁」を突破

 第6巻(全13巻中)を読了した。世に言う「ゲルマントの壁」とのことで、まあ半分以上がパリの社交界の話で読んでいるときは辟易するのだが・・・その辟易することもまた味付けらしい。

最後になって展開が激しくなったので驚く。7巻以降はかなり読めそうではないか。