El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

フォッサマグナ

フォッサ・マグナをネタにプルームテクトニクス入門

 読ませる。売れてもいるのか2か月で5刷(すでにレビューで指摘の誤植というか書き間違いは直っています)。「フォッサ・マグナはどうやってできたか」を謎解きしながら、いつの間にやら、プレートテクトニクスプルームテクトニクスなどの地球規模の話から、日本列島の成り立ち、さらには地震予知まで、なんだか学んでしまいました。高校の地学から40年たって、そりゃあいろいろ進歩していることを再認識。フォッサ・マグナにかかわるジオ・パークの紹介ページも楽しい。藤岡先生、70歳を過ぎても地学を楽しんでいらっしゃるのがよくわかります。調査旅行や巡検って楽しそう、うらやましいです。

なぜ、そこで源頼政と鵺に例える?というのは残りましたが・・・