緻密さ用意周到さが家族を苦しめてる?
ヒラノ教授というか著者は、それが仕事でもあったからなのだろうが、緻密な予測を行い、それに基づいた実行計画をたて、それを着実に実行しようとする。子育てや夫婦関係では、父親・夫の計画を押しつけられる子どもや妻はさぞ辛かったろう。他人事ではなく、「自分はこういうことが得意で長所でそれで世の中を渡ってきた」という、まさに得意なそのことが家族を苦しめるというのは確かにある。緻密さ用意周到さで先回りされたら家族は辛いよね。仕事ができる男はそういう宿命を背負っているのかもしれないが。