本人は書けないであろう、終活の結果をだれかに書いて欲しい・・
78歳らしいがPCやネットの使いこなしなど10歳は若い世代と同じくらいで、そうしたことが全体の若々しさにつながっている。わたしは20歳近く若いのだが、それなりに先進的に生きていくことの大切さを学んだ。
著者自身が書いているように自慢話・・と取られかねないところもあるが、相当大変だったはずの、不運・悲運としかいいようのない家族の病気などへの対応についての筆致がサラッとしているので、本自体が暗くならずに、いい気持ちで読了できる。ありがたい。
ヒラノ教授の真の終活はこれからなので、実際どうなっていくのか、同時代人として、理工系人生の綿密な試算と計画の結果に期待します。