El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

後藤明生・電子書籍コレクション Kindle版

私には、このコレクションのために Kindle Unlimited がある

挟み撃ち 後藤明生・電子書籍コレクション
 

 後藤明生氏のほとんどの著作がKindle Unlimitedで読める。つまりKindleで電車で読める。何ヶ月かかけても読み通す価値がある。日記のようなエッセイのような創作のような、それでもって退屈ではなく、沁みる部分もある。こんな文章を読むと、こんな文章を書いてみたくなるし、書こうとも思うのだが、かなりむずかしい。本を読むと本を書きたくなる と後藤明生氏が書いているとおりのことが起こる不思議。