El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

飛田でいきる

 Kindle本の軽さに救われ

「最後の色街 飛田」では何か消化不良。飛田の本当のところが結局はわからない。ということでKindle 「飛田でいきる」を読む。なるほどそういうことか・・・と腑に落ちる。Kindle本がだんだん板についてきたともいえる。紙の本であればテーマ的にも重くて読後の本の重さが残るところではあるがKindle本ならさらっと読んでエッセンスを吸収して終わり、そういう気安さがある。紙のほんとKindle本の使い分け、というかシームレスな両刀使い、それが必要だな、ということ。