El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

日本人はいつから働きすぎになったのか

私は働かない!と強く思う

 「独学」「在野学」の礫川氏。これは面白い。ネガティブな意味としての勤勉の誕生。できるだけさぼりたい定年期にはいっている自分としてはまたとない参考書だ。資本主義=勤勉主義、共産主義=ゆとり主義、とも言えそう。勤勉主義が一応は勝ったように見える今、勤勉主義の矛盾が膨らんでいく。