親の長寿のほがより悪夢
話題の本なのでザッピング程度に目を通す。率直な感想は、親のために自分自身が老後破産になることだけは避けなければならない、ということだ。親への愛は確かにあるし、できるだけのことはしてあげたいし実際それは可能だ。しかし、そのために自身の老後資金を取り崩すことはしてはいけない。いわゆるランニングコストの中でやれることをやる・・そういうドライな考えが必要だ。ランニングコストをどれだけ確保できるか・・・それは自分の月収次第ではあるので、それに応じてのランニングコストということになる。そう考えると、子どもからの援助だけで生活している親が、子ども自身が年金暮らしするようになってもで生き続けることはとも倒れのリスクをはらんでいる。この本自体はもう少し手前のレベルの悲惨さをあげつらっており、その部分で参考になるものではなかった。結局、それぞれの老後ということだ。