El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

賭ける ゆえに 我あり

 今はなにしていることやら

賭けるゆえに我あり(森巣博ギャンブル叢書2)

賭けるゆえに我あり(森巣博ギャンブル叢書2)

  • 作者:森巣 博
  • 発売日: 2015/05/31
  • メディア: 新書
 

森巣 博の本。「賭ける ゆえに 我あり」「無境界の人」と小説形式のものを図書館本で読了。賭け事のことはともかくとして、「日本人論」というか「日本人否定論」といったほうがいいのか、それはかなり刺激的で面白い。まあ、ナショナリズム否定とも言えるわけで、日本人と限定してのことでもないと思うのだが、それにしても、こうした突破者がいるものである。そして彼の妻もまたそうであることの不思議・・・奥様の書いた「北朝鮮へのエクソダス」つながりで