El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

天才たちの日課

結局はルーチンがしっかりしていること

天才たちとはいえ作家や芸術家が多いのだが、そういうまさにルーチンとは対局にあるような人たちでも、いや、だからこそなのか。必ず何らかの知的成果を生み出すような日課を組み込んだ日々の生活を送っている。

それを自分に当てはめるのであれば・・・・6:00に目覚めたら着替えて30分日記を書く。朝食後会社に。往復の電車の中で読む本(読書Aはエッセイ的なもの:今はまさにエセーであるが)。会社についたら事務作業を済ませ、15:00まではその日の業務量にあわせて作業をしたり会議にでたりする。15:00-17:00はその日業務ではない書き物や思索の時間にあてる。会社の往復あるいは片道は徒歩。

自宅では、2時間の読書と1時間の囲碁学習。こうした日々のスケジュールを一回り大きな、成し遂げるべきテーマで包む。例えば、読書テーマ。今月読む本を選んでおく。囲碁はこのテキストを読み続ける。などなど・・・言ってみれば受験生時代の勉強法とも言えるかも。何らかの一里塚をもうけて、それを達成するための日々のスケジュールがあるわけだ。