El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

ワンコイン悦楽堂

 消えた天才

ワンコイン悦楽堂

ワンコイン悦楽堂

  • 作者:竹信 悦夫
  • 発売日: 2005/12/10
  • メディア: 単行本
 

灘中高の出身で天才と言われた人らしい。巻末に灘時代の同級生高橋源一郎と東大時代の同級生内田樹の対談が掲載されており、これがなかなかおもしろい・・・というかこれがなければ竹信氏の本質がわからないという、まあ出会えてよかった本。世の中さまざまな才能が溢れでては消えていくのだ。