El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

競争と公平感

 

 同じようなテーマの「競争の作法」を書いた齋藤誠氏とは京大経済の同級生のようだが、今回は「競争の作法」の方がおもしろいと思った。本質は同じようなので同じゼミ?という気もする。ただし、競争も格差も貧困もタクティカルな問題で、結局資本主義的枠組みを否定するストラテジカルな方向にいかないのは、そういうものなのか?という不思議。