El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

自立が苦手な人へ

 

最近の世相を斬る・・・よくある話で新味はないが、著者のボランティア体験などは考えさせるところがある。一方で、サブタイトルに持ってきた、福沢諭吉夏目漱石を引き合いに出す必然性がわからない。こういうタイトルにすることで読者を得ようとしているのか。最後は、ジョン・ロックやミルやルソーの政治哲学史となり・・・あれれ、と思っているうちに巻末。