El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

煩悩(ストレス)フリーの働き方。

何か病んでた

煩悩フリーの働き方。 (角川文庫)

煩悩フリーの働き方。 (角川文庫)

 

 今年のモットーは小池龍之介にならって「煩悩(ストレス)フリーの働き方。」である。欲・怒り・迷いという自分の頭に生じるカルマを抑制していく。あまり人を働かせようとか、多くを考えない。とりあえず査定室にこもって本でも読むとしよう。静かに午前中を過ごす。「豆子」のランチ、今日はハンバーグ。おいしい。午後からはもっぱら「煩悩(ストレス)フリーの働き方。」を読む。5時に切り上げて退社。これが今年の基本である。考えてみれば12月になんだかきりきり舞いみたいになっていたのはひょっとしたら自分だけかしら。みんなも同じムードになってくれていると誤解していただけなのではないかしら。そう思えてくる。結局、多くの人はきりきり舞いするほど働きたいとは思っているわけでもないのだ。