読書人生 後半戦のスタート
人生の厄介息子!
「魔の山」は最終章「楽音の泉」では「人生の深淵にあるべきものと、そこに到達しようとする活動が人生である」・・・というマンの人生観がかなり具体的に表現されていると感じた。今週中には読了するであろう。20030613
「魔の山」読了す。十分に理解しえたとは言えない、セテムブリーニ氏とナフタ氏の論争などはナナメ読みのようなところもある。しかしまあ、この大作を一月かけて読んだ事は事実であり、結核小説そして教養小説の核の部分には触れたという気もしている。構成や百科全書的なところは「神聖喜劇」(大西巨人)にも通じるところがあるが、日本人にとっては神聖喜劇のほうが好みか。20030619