El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2022-07-22から1日間の記事一覧

ある男

過去に翻弄された大人たち、未来を生きようとする子供たち ある男 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon 「マチネの終わりに」「ある男」「本心」と「分人主義後期三部作」らしい。 「マチネの終わりに」が良かったので期待したが、他人どうしが戸籍を交…

古寺行こう(4)興福寺 行ってみた

国宝館のガラスケース無しの距離感は近い! 隔週刊 古寺行こう(4) 興福寺 2022年 4/26 号 [雑誌] 小学館 Amazon 毎月のように奈良に行っているので当然、興福寺周辺を歩いている。国宝館は面積比の国宝の数が多い、つまり国宝密度がやたら高い。今回、久しぶ…