El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2022-04-24から1日間の記事一覧

ドイツ・ナショナリズム

エキセントリックな研究者の自己満足!? ドイツ・ナショナリズム-「普遍」対「固有」の二千年史 (中公新書 2666) 作者:今野 元 中央公論新社 Amazon かなり独特のわかりにくい文章で辟易した。結局言いたことは「おわりに」と「後記」に書かれている程度の…

双調平家物語(6) 保元の巻(承前)

暴君・白河帝の長命の末に武者の世へ 双調平家物語〈6〉保元の巻(承前) 作者:橋本 治 中央公論新社 Amazon 一冊丸々「白河天皇(上皇)」。白河天皇は在位1072-1086、譲位して白河上皇となって院政は1086-1129、やりたい放題の57年間。乱脈という意味では、…