El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2020-01-05から1日間の記事一覧

黄金郷(エルドラド)伝説

これぞ在野研究の鏡! 黄金郷(エルドラド)伝説 スペインとイギリスの探険帝国主義 (中公新書) 作者:山田篤美 発売日: 2014/07/11 メディア: Kindle版 硬質の文章なので南米文学好きの男性研究者が書いた本なのかと思ったら山田篤美氏は女性。本書の面白さ…

これからの微生物学

この本をみすず書房が翻訳で出そうと思った理由は? これからの微生物学――マイクロバイオータからCRISPRへ 作者:パスカル・コサール 発売日: 2019/03/23 メディア: 単行本 大学の教養部で文系学生に微生物学の概観を教えるシラバスを文章化したイメージ。繰…

ブックガイド(61)「お酒」まだ飲んでるの?

――「お酒」まだ飲んでるの?―― 上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白 作者:小田嶋隆 発売日: 2018/02/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 新年あけましておめでとうございます。気楽に読める一般向けの本で、アンダーライティングに役立つ…