El librero la Fontana・ホンタナ氏の本棚

人生の最後を一番美しく過ごすのは、いつの日か、田舎、といっても町からあまり離れていないところに隠居し、今までに愛読した何冊かの本を、もう一度、書き込みなどしながら読み返すことだ。           (アンドレ・モーロワ「私の生活技術」より)

2016-07-16から1日間の記事一覧

マンネリズムのすすめ

マンネリズム肯定派! マンネリズムのすすめ (平凡社新書) 作者:丘沢静也 発売日: 1999/06/16 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) 「タモリ論」から「マンネリズム」へと意識が移り、長年の愛読書である丘沢静也の本書を読み返す。彼が出している「下…

打ちのめされるようなすごい本

だれも死を直視できない がん民間療法を静かに告発する本 打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫) 作者:米原 万里 発売日: 2009/05/08 メディア: 文庫 書評集なのではあるが、リアルタイムで才媛米原万里が「がん」と格闘しながらついには死に至る・・・そ…

タモリ論

マンネリズムの偉大さ タモリ論 (新潮新書) 作者:樋口 毅宏 発売日: 2013/07/13 メディア: 新書 タモリや同時代の芸人についてのウンチク本ともいえるが、評者の人生と重ね合わせると、タモリが30年以上「いいとも」をやってきたことの偉業さを気づかせて…